悲愴と岩櫃城忍び登山

先週末は群馬県の東毛地区、埼玉県深谷市、栃木県足利市などで大雨による被害が発生しました。群馬の東毛地区は自然災害が比較的少ないところです。そして私が生まれ育った場所でもあります。一部の道路は通行止めになったという話でしたが、18日土曜、太田市民会館で開催された群馬交響楽団の定期演奏会に行ってきました。私が通った道は普段と変わることがなかったようで、何の問題もなく到達することができました。演奏会は、言わずもがな、いつものように実に心地よい幸せな気持ちにさせてくれました。ピアニストの桑原志織さんがベートーヴェンの「悲愴」第2楽章を弾きました。席がたまたまよかったこともあり、ピアノの音色だけでなく演奏中の表情までも身近に伺うことができました。悲愴というタイトルですが、悲しみは人と共有することによって温かいものに変わるということなのでしょうか。こんな音楽に包まれているならば、他に何を望むことがあろうか。そんな心持ちになりました。これこそ音楽の魅力なのでしょう。

翌日の19日に日曜は、東吾妻町で開催された岩櫃城忍び登山に初参加しました。大会実行委員長の長谷川さんよりだいぶ前からお誘いを受けていたこともあり、また東吾妻町の齋藤町長も走るという噂を耳にしたため参加を決意しました。ホームページを見て相当険しいコースであることは知っていたのですが、予想をはるかに超える、私にとっては恐ろしいと言って過言でないコースでした。ランニングではなく完全に登山です。途中の区間では結構な距離にわたり両手を使いながら少しずつ岩を這い上がるところがあり、反対に雨で濡れた岩場を、一歩一歩足元を確かめながら、転倒しないように降りていくところもあり、登山をほとんどしたことのない私には、初めて経験する全く場違いのレースでした。十分に気を付けないと大怪我をしそうなところが多々あり、緊張しながら何とか完走しました。というより完走しなければ元の場所に戻れない、ということで完走せざるを得なかったというのが実情です。

この日は朝方こそ曇りでしたが、レースが始まる頃は太陽が顔を出し、炎天下の中でのレースとなりました。レース参加者には原町日赤の職員が数名いましたし、大会スタッフの中には東吾妻町の職員も多数いました。また走っている最中には知り合いに声をかけてもらったり、群馬県赤十字無線奉仕団の皆さんにお会いできたり(そのうちの一人は私の外科の先輩でした。ボランティアですので無償です)、とても充実した一日を送ることができました。

さて、来年は参加できるか??


コメント

このブログの人気の投稿

オークワテラス

ベートーヴェン交響曲第9番

特別養護老人ホーム