死ぬまでにしたいこと

朝日新聞の土曜版に、「be RANKING!!というがあります。いつもはさらっと眺める程度ですが、10月25日のタイトルは「死ぬまでにしたい10のこと」というものでした。「アドバンス・ケア・プランニング ACP」に関する仕事をしている私にとって関心のあるテーマでしたので、興味深く読みました。ACPとはその名の通り、アドバンス(前もって)、ケア(治療や介護について)、プランニング(考え続ける)というもので、もし自分が動けなくなったら、考えることが難しくなったら(認知症になったら)、意思疎通が困難になったらなどについて、自分のその時の考えを文書にしたり親しい人に話したりすることです。 

最初に第2位を紹介します。2位は「身の回りの物の片付け・処分」でした。頭では分かっていてもなかなかできないのは多くの人間に共通した悩みなのでしょう。6位は「体力・健康づくり」です。死ぬまでにしたいことをするためには、まず健康、体力である、というのは切実な意見です。7位、9位、10位はそれぞれ「大切な人と時間を過ごす」「友人と交遊する」「会いたい人に会いに行く」と、いずれも人とのあたたかな関係、交流を築きたいというものでした。明記はされていませんが、このランキングは選択肢を与え読者選んで順位を決めるものと思われます。家族に関する選択肢もあったのではないか推測されますが、家族についてのコメントは意外に少なく20位までに入っていない?ようです。4位は「読書・読めなかった本の読了」です。私はこれに1票です。17位には「スポーツをする」20位は「楽器をする」した。これらにも1票です 

第1位3位です。3位は「海外旅行」、1位は「国内旅行」でした。いつでも行けると思っている海外旅行は、年を重ねるとおっくうになってしまいます。行ける時に行くべきということです。国内旅行は普通の観光旅行ではない、自分自身のテーマに沿った旅行です。例えば以前生活した土地、広重の描いた場所、あるいは記載はありませんが芭蕉の歩いた道、司馬遼太郎の街道をゆくに記された土地などが当てはまるのでしょう 

ところで選択肢にはなかったけれども「今の幸せを大切にしたい」と書いた人が多かったとも記されています。「死ぬまでにしたいことは新しいことではなく、今の日常が長く続く努力をすること」現在の世界各国の状況を鑑みると、この意見が出る世の中、つまり今の日本は、他国に比べ恵まれていのかもしれません 

は変わりますが26日の日曜、日赤のスポーツ大会が前橋で開催されました。前橋日赤の中野院長が駅伝を走るということを伺っていたので応援に行ったところ、混成チームのメンバーが一人足りないということで急遽参加させていただきました。やはり体を動かすことはいいことです。たくさんの人にあえてとても楽しかった。 

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