あがつま医療アカデミー(通称AMA)

NPO法人あがつま医療アカデミーは平成24年(2012年)7月に設立されました。その目的は吾妻地域の医療に関わる様々な事業を、職場や職種の垣根を越えて行っていこうというものです。施設内のチーム医療の重要性が叫ばれて久しいですが、これを地域全体で展開していくとも言えます。設立時、私自身はNPOについて全く無知でした。(実は今もそれほどわかっているわけではありません)しかしこのような団体は、これから間違いなく大切なものになっていくだろうという予感だけはあり、当時私が最も親しくしていた橋爪直紀氏(現原町赤十字病院課長)と飲みながらいつもそんな話をしていました。NPOを設立することがいかに大変だということを私は何も知らないまま、彼が事務的な手続きをすべて行ってくれました。設立に必要な初期費用も、私の知らないところで彼が負担してくれました。(情けないことにその事実を私が知るのは数年後、さすがに私の方からお返ししています)つまりAMAの真の設立者は橋爪直紀氏ということです。私は生涯彼に感謝し続けるでしょう。

その後は公的もしくは民間の助成金をいただきながら、様々な事業を多くの方々と行ってきました。今思うとこれも大変申し訳なかったと思うのですが、これらの事業を裏方で支えてきてくれた人たちの仕事はすべて無償でした。また原町赤十字病院の職員については、病院の仕事ではないということで時間外労働でもありませんでした。私がそれらのことに全く無頓着だったのが原因です。原町赤十字病院の奥木前事務部長の計らいで、AMAの事務局を医療社会事業課とし、地域医療連携課の全面的なバックアップのもとに現在の体制となりました。なお設立当初より原町赤十字病院の電気やコピー用紙などを使用させていただく契約を結んでおり、毎年何某かの額を支払いしています。

コロナの影響でここ数年思い通りの事業ができなかったのですが、先々週は久しぶりにAMAの代表として吾妻郡の老人クラブ連合会の理事会に参加しました。以前のようにリビング・ウィルやACPの事業を一緒に行っていくことで一致しました。先週は金子課長のリーダーシップのもとに、吾妻郡の様々な職種の人たちとメディカル・ケア・ステーションの勉強会を開催しました。

AMAの活動はいろいろな人たちにお会いできるので、私にとってはとても楽しいことです。数年前には原町赤十字病院の事務職員であった中島氏がホームページを作成してくださり、今は湯浅課長がしっかり管理しています。

これからも無理することなく、多くの皆様の協力を得ながらAMAの活動を継続していきたいと思っています。

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