全国大学ラグビー選手権決勝

1月11日の日曜、全国大学ラグビー選手権の決勝がありました。今回は早稲田と明治による決勝です。優勝回数の第1位は早稲田で16回、2位が明治で13回(帝京も13回)であり、まさに大学ラグビー伝統校同士の一戦となりました。

自分がラグビーに熱中していた高校大学時代、つまり昭和50年代から60年代、横の早稲田(ボールをバックスに展開しグランドを自由自在に走り回る)と、縦の明治(強いフォワードを中心にゴールラインに向かって直線的に走る)というように、全く異なるチームスタイルでした。監督についても数年ごとに変わる早稲田に対して、明治は北島忠治氏が昭和4年からずっと監督を務めていました。それぞれの戦略についても、定期的に監督が代わる早稲田では基本的に横への展開を重視しながらも常に変化していくのに対し、明治では北島監督の言葉として知られる“前へ”というスタイルを徹底的に貫き通しました。もちろん今では両校ともに昔のスタイルに固執することは全くないのでしょうが、大学ラグビーの伝統校である2校が選手権の決勝まで勝ち上がってきましたので、久しぶりにテレビ観戦しました。両チームの選手たちはともに激しく熱のこもったプレーを見せてくれ、結果は明治大学が7年ぶりの大学日本一に輝きました。明治大学の関係者、応援していた方、おめでとうございます。試合終了時のノーサイドの瞬間は、いつ見てもすがすがしいものですね。

ところで全国大学ラグビー選手権の決勝には忘れられない思い出があります。私の高校時代、ラグビーは人気スポーツの一つになりつつありました。高校3年の1月、ラグビー部ではないラグビー好きな友人たちに誘われ(確か7,8人くらい)、太田駅から電車に乗って国立競技場まで試合観戦に行ったことがあります。その1週間後には共通一次試験という大学受験のための試験があり、ほとんど皆受けることになっていました。(私は国立のみ受験するつもりでしたのでかなり大事な試験でした)ですから何もそんな時に行くのは相当間抜けな話で皆不安を抱えていたはずですが、そんな気持ちを表出する者はなく(いたかもしれませんが覚えていません)、つまり若者特有の見栄もあったでしょうし、実際それだけラグビー好きだったということでもあります。私を含め全員受験は失敗し、つまり挫折を経験し、ほとんどは東京で予備校生活を送りました。その後皆大学を入学卒業し、それぞれの道を歩みました。この経験はそれなりの仲間意識を作り、大学時代も社会人になってからも時々地元の太田で酒席の場を設けて語り合ったものです。残念ながら年を経るに従いその機会は減ってきてしまいましたが・・

悩み多き時代を共に過ごし、その象徴のような経験の共有は、今となってはとても良い思い出です。

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