ボランティアについて

9月20日土曜の午後、原町赤十字病院の駐車場の草むしりをしました。毎年今頃の季節に原町赤十字病院施設課が主体となって行う、約1時間の職員による草むしりボランティアです。毎年行われているのですが、私自身はこれまで参加したことはほとんどありません。参加したくなかったわけではなかったのですが、仕事を優先していました。今回も1時間ずっと参加していたわけでなく、途中仕事に戻ったりしましたので実際に草むしりをした時間はほんのわずかでした。しかし短い時間とはいえ、多くの職員と同じ場所で時間を共有でき、そして何人かの職員とは雑談ができとても有意義な時間でした。今年4月に入職した看護師さんも数名おりました。職場ではなかなか話をする機会はありませんが、職場以外の場所では気楽に話をすることができます。

最近は働き方改革という言葉をよく耳にします。仕事時間を制限し、しっかり休みを取ることがそれぞれの職場に求められています。仕事のオンオフを明確にするということです。おそらくほとんどの方は異論を持たないでしょう。誰でも自分の生活があり、また他人には言えない苦労を抱えている、という方も多いと思います。確実に休みが取れる職場を実現するよう努力することが、各部署の上司、そして職場の幹部の責任です。

ところで職場内で行われる様々な研修、さらには自己学習(自己研鑽とも言いますが)があります。これらと仕事との違いは何なのでしょうか。誰でもよい仕事をしようと思えば、あるいは自身の知識やスキルを上げようと思えば、仕事以外のところで努力をしなくてはなりません。勉強も必要です。そして今回のタイトルに挙げたボランティアについてです。仕事との違いは何なのでしょう。

仕事は生活の糧を得るための重要な手段です。仕事に対しては当然の権利として対価が与えられます。しかしボランティアについては、原則無報酬です。

ボランティアに対する考えは人それぞれだと思います。対価のない仕事に意味を感じない人もいるでしょうし、実はボランティアの仕事をしたいのだけれど様々な事情でそれができないという人もおられましょう。私の考えが甘いのかもしれませんが、ボランティアとして働くということはとても意義あることだと思っています。それは、無報酬ということも関係があるのでしょう。そういう場で人と知り合いになるということで、職場では得られない知己を得る、ということにも繋がるのではないかと、今までの自分の経験からも実感することろです。


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