雪の日の朝の出来事

2月5日月曜の昼頃より、原町赤十字病院の周囲は久しぶりの雪となりました。20㎝程度は積もったでしょう。たまに降るものですから苦労なさった方は多かったのではないでしょうか。

私には雪に様々な思い出があります。その多くは、大学時代を過ごした昭和最後の新潟での出来事です。あまりにたくさんあるのでここで書き尽くすことは到底できません。生活は確かに大変でしたが、すぐに慣れるものです。私が住んでいたアパートのそばに定食屋さんがありました。私は毎日外食でしたので、その店にも週1回は通っていました。その定食屋のおじさんが、雪の中を注文の料理を肩に担いで自転車を操る姿を見て、恐るべし、と心から思ったものです。あっという間に雪が積もるので、車のタイヤ交換はかなり上手になりました。12月の末に群馬に戻り、1月初めに新潟に行くわけですが、当時は高速道路がなかったので三国トンネルを走りました。あのあたりでもよくタイヤ(当時はスパイクタイヤ)交換したものです。

話しが逸れました。2月6日の雪の朝の出来事に話を戻しましょう。自宅から病院までの道は若干混んでいましたが、7時40分過ぎには病院に着いたと思います。その時に私が見た病院の駐車場での風景についてここに記させていただきます。20年以上原町赤十字病院に勤めていますので、毎年よくある光景と言っていいかもしれません。病院駐車場にはすでにたくさんの職員が雪かきをしていました。30名以上はいたでしょうか。とても寒い中、朝早くから大変な肉体労働です。これは明らかに自分のためではなく、病院に通院する患者さんのため、自分以外の他の職員のための行為です。現在災害救護に従事されている日赤の職員は多々います。その活動のように世間に対して強くアピールする行為ではないかもしれません。しかしその控えめな行為であるからこそ、災害救護活動と同じ、もしくはそれ以上の献身的な活動と思います。世の中にこういった善意があることを目の当たりにすると、とても幸せに感じます。この場を借りて、改めてお礼申し上げます。

ところで私も早く病院に来てすればいいと思いながらも、靴下の中まで冷たい雪を感じつつ、いつものよう1時間ばかりランニングをしていました。どうもすみません

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