「あしたのジョー」について
石川県能登半島地方で発生した地震により被災された方に、心よりお見舞い申し上げます。被災地の一日も早い復興をお祈りいたします。
また高病原性鳥インフルエンザが発生した群馬県吾妻郡内の養鶏場に関係する皆様、今回のことで様々な業務にあたられた皆様、ご心労はいかばかりかとお察し申し上げます。
前者は日赤の使命として、後者は感染症指定病院として、ともに原町赤十字病院の職員が微力ながら支援させていただいております。関わった、あるいはこれから関わる職員に対しては敬意を表するとともに、自己の健康にも十分留意されることを願います。
年末年始はなんとなくあわただしい日々が続きましたが、私自身は週末に前橋市内に住む高校時代からの友人と久闊を叙し、気分転換してきました。彼とはとても長い付き合いですので多くの思い出がありますが、そのうち最も印象深いことのひとつが「あしたのジョー」です。この本は私と同世代の男子にとって、まさにバイブルでした。私は中学、高校時代に相当な数の漫画を読みましたが、ほとんど立ち読みでした。当時、漫画は立ち読みするのが当たり前だと思っていましたし、ほとんどの同級生も同じだったと思います。今思うとひどい話です。今更ながら、「本屋さん ごめんなさい」です。そんな状況の中で、彼は「あしたのジョー」全20巻を購入したのでした。びっくりもし、うらやましくもあり、やるなあ(何がやるなあなのか、よくわかりませんが)と、私の中で彼の株は大いに上がりました。
ところで「あしたのジョー」についてです。彼は最後のホセ・メンドーザとの試合が印象深いということでした。この試合はジョーの集大成でもあり大変感慨深いところです。しかし私にはその場面以上に、ジョーと戦う前の力石徹の姿が目に焼き付いています。力石のトレーニングの凄まじさ、その時の白木葉子との短い会話、そして試合での愚直な戦法。男子たるもの、こうあるべし、と深く心に刻み込まれたものです。
ところで大学時代、部活の先輩が卒業時に多くの漫画を譲ってくれました。その中には「あしたのジョー」もありました。もちろん読み返しました。群馬まで持っていこうかとも思いましたが、私も卒業時に先輩から譲っていただいたすべての漫画に加え、私が唯一全巻購入した「北斗の拳」も、後輩に譲ってきました。
最後にもう一言、私の実家にはなぜか「あしたのジョー」のシングル盤がありました。よく聞いたものです。その裏面は「タイガーマスク」で、これもよく聞きました
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