高校時代の夏合宿

先日、久しぶりに高校時代の同級生と会いました。コロナが流行する前に会って以来です。そこで今回は、高校時代の夏の思い出について書こうと思います。

私は高校、大学とずっとラグビー部に所属していました。夏には当然夏合宿があります。合宿というと避暑地にでも行くのか、と思う人もいるかもしれませんね。実は教室に机をできる限り並べ、その上に自宅から持ってきた布団をしいて自分の寝場所にするだけです。セキュリティゼロです。(なお春合宿は柔道場を借りることができたので、少し快適でした)練習場所はいつもと同じ学校内のグランドです。練習はもちろんきつかったのですが、今ほど暑くはなかったのでしょう。熱射病という言葉はありましたが、熱中症という概念はありませんでした。また熱射病というのは南国で起こるものと思っていたで、私たちには何の関係もないものでした。午前と午後に練習があるのですが、その間の昼間はみんな死んだように寝ています。午後の練習が終わった夕方が一番解放されるときで、みんなでこっそりプールに入って汗を流していました。(シャワーなんていう気の利いたものはありませんでしたし、水泳部もなかったのかもしれません)夕食は近くの食堂です。部員一人につき確か三升の米と五千円くらいの現金を渡し、夕食を作ってもらいました。みんなで一緒に食べるのですが、そのうちの二人が、水のみで最初のどんぶり飯一杯を、スピードを競い合いながら食べていたのをよく覚えています。食堂のおばさんが食べ過ぎだと愚痴っていた?という話もありました。なぜか朝と昼の食事をどうしたのかよく覚えていません。夜は近くの銭湯に行くのですが、だんだん面倒になりそのまま寝てしまったことの方が多かったような気がします。

今思うとこの時の経験は、外科医となった後にかなり役立ったかなとも思っています。

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