猛暑
群馬県は連日猛暑が続いています。昼間は病院内にいることが多いですので暑さを実感することはないのですが、休日の昼間にちょっと外出するようなことがあれば、何もしなくとも10秒くらいで汗が出てきます。すさまじい暑さです。先日の外来に学校の先生が受診されてときにおっしゃっていましたが、最近は「暑さ指数」を確認したうえで、生徒の外遊びや体育の授業などをどうするか判断しているのですね。学校の先生も大変です。
私の中学生時代は、部活動の練習中に勝手に水を飲むことができませんでした。小学校時代の遊びのような少年野球をした時でさえ、上級生がいいというまで水を飲めませんでした。私と同世代(還暦前後)の方々は同じような経験をされているのではないでしょうか。喉は当然カラカラですが我慢していました。なぜ耐えることができたかというと、当時の男子は皆、「巨人の星」や「あしたのジョー」を見ており(女子は「アタックNo.1」?)、水を飲まない=根性がつくと、本気で思っていたからです。もちろん私が中学までにやってきた運動のレベルは全く厳しいものではなかったので、苦もなくできたのが実状です。
ところで私は毎朝四時半ころには家の外に出ます。早起きすることのメリットはいくつかありますが、そのうちの一つが、季節の移り変わりをいち早く実感できるということです。その時間ですと、秋の到来を感じることがあります。
夏と秋とゆきかふ空の通ひ路は かたへ涼しき風や吹くらむ 凡河内躬恒
秋来ぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる 藤原敏行朝臣
古今和歌集の夏の最後の歌と、秋の冒頭を飾る歌です。
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