オリオン座

今回はオリオン座について書きたいと思います。夏になぜオリオン座かというと、8月27 日の早朝まだ暗いうちに外に出ると、東の空にはっきりとオリオン座を確認することがで きました。今年度初めて見ました。 星座のことが詳しくなくても、また星を見ることがほとんどないという人でも、オリオン 座を知らない人、見たことがない人はいないと思います。オリオン座が見えるということ は、条件さえよければおうし座にあるプレアデス星団、いわゆる「すばる」を見ることが できます。しかしこの日は真っ暗闇ではないこと、そして私の視力(ランニング用メガネ )では確認することはできませんでした。 ところで私は中学校時代に天文部にも所属しておりました。毎週土曜日、カップラーメン を一つ持参して約3,4kmの道のりを自転車に乗って利根川近くの友人宅に行き、天体観 測をしていました。雨が多少降っていても行きました。つまり目的は天体観測であったと 断言できないのですが、その当時は世の中全体がおおらかでしたので、そんな生活ができ たのでしょう。もちろん冬には流星観測もしましたし、望遠鏡で惑星観察もしましたが、 天文部出身だからといって星のことを決してよく知っているわけではありません。なおそ の友人は、今でも大事な私の友人の一人です。 オリオン座の話に戻ります。どこの土地でも、どの時代でも、あの星の集団を一つのもの と考え、様々な物語が作られたことと思います。いつか真っ暗闇の中でゆっくりと星を眺 め、想像力を働かせながら、物語の一つでも作ってみたいと思いますが・・・ そんな日が訪れることは永遠にないでしょうか。